コラム

「志事と死事」──介護の“やり甲斐”を支える3つの報酬(ケア壱的哲学)

【はじめに】介護の仕事をしていて、ふと思うことがある。利用者さんやご家族からの「ありがとう」や「笑顔」は、確かにやり甲斐を感じる瞬間だ。けれど、それだけでは長く続けていくことは難しい。プロとして私たちが目指しているのは、「感謝されること」で...
BPSD対応

「昼夜逆転」夜中に元気、昼間にウトウト…そのリズムをどう整える?

夜間に元気な利用者さん、どう対応する?ユウキケア壱さん、最近ちょっと悩んでて…。夜中にすごく元気な利用者さんがいらっしゃって、昼間はずっとウトウトしてるんです。これって『昼夜逆転』ってやつですよね?ケア壱うんうん、それはよくある話だねぇ。ユ...
BPSD対応

「あの人、誰?」家族を“他人”と認識する理由と、傷つかず向き合う方法

ショックだった一言ユウキケア壱さん、昨日ちょっとショックなことがあって……。ケア壱どうしたんだい、ユウキくん?ユウキあるご利用者さんが、面会に来た娘さんのことを「知らない人」と言ってしまって。 娘さんは明るく振る舞ってたけど、目がうるっとし...
BPSD対応

【物取られ妄想】「盗られた!」その言葉の裏側にある、不安という名のSOSに気づくケア

ユウキケア壱さん、また“財布が盗られた!”って大きな声で訴える利用者さんがいて……ちょっと困っちゃいましたケア壱うんうん、それは現場でよくあるねえ。驚いたり、対応に迷ったりする気持ちも、ようわかるよユウキつい、『またか……』って思っちゃって...
記録とリスクマネジメント

「その記録、誰のため?」 〜利用者を支える記録、支援者を守る記録〜

はじめに:ユウキの悩みユウキ記録って正直苦手なんです…。忙しいと後回しになるし、誰か読んでるのかなって思っちゃって…。ケア壱それ、すごくよく聞く悩みだよ。でもね、記録には“未来の誰か”を守る力があるんだ。記録は“誰のため”に書くのか?記録の...
利用者の権利と支援者の責任

「それ、違法かもしれないよ?」 〜利用者の権利と支援者の責任を考える〜【後編】

はじめに:支援者にも守られる権利があるユウキ前回、利用者の権利はよくわかりました。でも…僕たち介護職にも守られる権利ってあるんですか?ケア壱もちろんあるよ。実は、介護職の人権が軽視されてきた歴史もあるんだ。今日は“支援者の権利”と“コンプラ...
利用者の権利と支援者の責任

「それ、違法かもしれないよ?」 〜利用者の権利と支援者の責任を考える〜【前編】

はじめに:ある夜勤明けの会話からユウキケア壱さん、昨日の夜勤で、○○さんに急に怒鳴られて…しかも、腕つかまれてすごく怖かったんですけど…。これって我慢しなきゃいけないんですか?ケア壱うん、その話、すごく大事だね。実は“利用者の権利”って言葉...
人間関係あるある

「あの人ばっかり優遇されてません?」にどう返す?

— 不公平感が生まれたときの“透明な対応力” —1. はじめに「最近、○○さんばっかり優遇されてません?」「なんで□□さんだけ、あんなに甘いんですか?」…こういう声、リーダーをやってると耳にしたことありませんか?2. 現場では“あるある”で...
リーダーの孤独あるある

「“一人で決めないと…”がしんどいときの視点」

— 「責任」と「孤独」がセットになりがちな現場で、自分を守る3つのヒント —1. はじめに介護リーダーとして働いていると、ふと、こんな気持ちになる瞬間がありませんか?「また、私が決めなきゃいけないのか…」「責任は全部、こっちに来るんだよな…...
感情コントロールあるある

「今日、体調悪い?」って言われたときの処方箋

— 表情が“先にしゃべる”職場で、自分の気持ちとどう付き合うか? —1. はじめに「今日、体調悪い?」…それ、本当に“体調”の話じゃなくて、“機嫌”を探られてるのかもしれません。2. これ、現場ではあるあるですケア壱もそうでした。リーダーと...